レインガーデン

rain garden

レインガーデン

雨を、いかす庭

雨をすぐに流し去らず、庭でいったん受けとめて、ゆっくり地面に還す。レインガーデンは、そんな雨との付き合い方を小さな庭のかたちにしたものです。

what is a rain garden

レインガーデンとは

レインガーデンとは、降ってきた雨をいったん受けとめ、ゆっくり地面にしみ込ませる庭です。

レインガーデンでも、ふつうの庭と同じように草木を育てられます。違うのは、雨の受けとめ方です。屋根や駐車場に降った雨を、排水溝へ流してしまう前に、庭でいったん受けとめて、土へゆっくりしみ込ませます。

街なかは道路も建物もコンクリートで固められていて、雨は地面にしみ込めず、そのまま排水管へ流れていきます。レインガーデンは、その雨を庭にとどめて、排水管へ向かう量を減らします。雨に混じったわずかな汚れも、土と植物がゆっくり受けとめます。

庭に入った雨は、土にしみ込んだり、草木が葉から空気へ返したりして、少しずつ庭から出ていきます。雨を厄介者あつかいせず、水や生きものの恵みとして庭に生かす。そんな庭づくりです。

benefits

複合的なメリット

ひとつの庭に、いくつもの恵みが重なります。

01

美しく気持ちのよい空間

水を好む草花や低木がいきいきと育ち、雨の日も晴れの日も、季節ごとに表情を変える景色を楽しめます。

02

温湿度の変化を緩やかに

土にしみ込んだ水と草木が、庭まわりの温度や湿度の急な変化をやわらげます。夏の暑さや乾いた空気も、おだやかになります。

03

水資源を大切に

日本は降雨量は多いですが、1人あたりが使える水の量は世界平均の1/2以下であるため、雨水を有効に利用することはとても大切です。

04

環境保全への寄与

雨による土壌の浸透性の低さや土壌の浸食についても問題となっており、この問題を解決するためにも、土壌を保護するレインガーデンは有効な方法とされています。

05

生物多様性への寄与

植栽された植物は、蒸発散をすることで周辺の暑さを緩和したり、生き物の生息地になったりします。

06

洪水リスクの軽減

洪水が発生しない場合でも、下水道の負荷を軽減することは、水質の浄化や地下水の涵養の促進にも役立つことから、地域の防災面の寄与にもつながります。

07

環境教育の場として

幼稚園や小学校などにレインガーデンを作れば、学習素材としても利用できます。

how to make

レインガーデンの作り方

レインガーデンの仕組みはシンプルです。サイズも、駐車場などの小規模なスペースから、企業や商業施設などが行う大規模なものまで、さまざまな大きさで計画することができます。

01

計画

まずはレインガーデンを設置する場所を決めます。この場所は、建物から一定の距離が離れていて、雨水をためることができるような場所が適しています。また、日照が十分にある場所が適しています。

02

設計

次にレインガーデンの設計を行います。設計では、レインガーデンの形や大きさ、排水方法、植栽する植物などを決めます。また、簡単な透水試験を行い、土壌改良が必要かどうかも判断します。

03

施工

そして施工を行います。より詳しい作り方は、各地域や場所によって異なるため、土壌や気候などを考慮して作り方を決めることが大切です。

04

メンテナンス

つくった後も、草木の手入れや、雨水の入口・出口の点検を続けます。落ち葉や泥がたまると水のしみ込みが悪くなるため、ときどき取りのぞいて、雨を受けとめる働きを保ちます。

questions

よくあるご質問

Q.レインガーデンが雨で一杯になってしまったら、どうなるのですか?

A.レインガーデンで処理しきれない余分な水は、既存の排水路へと流れるように設計します。

Q.広いスペースが無いと、レインガーデンはつくれませんか?

A.レインガーデンは、雨水管から水を受けて、オーバーフローを排水溝へ流すことができれば設置できます。たとえばコンテナガーデンが置けるスペースがあれば、作ることができる可能性があります。また、舗装やアスファルトを撤去してレインガーデン用のスペースをつくることも可能ですので、ご相談ください。

Q.レインガーデンをつくる費用は、一般的な庭と比較して多くかかりますか?

A.レインガーデンをつくる場合、一般的な庭よりも費用がかかる場合があります。採水や排水のためのインフラの整備が必要になるためです。ですが、レインガーデンは雨水を集めて利用することもできるため、長期的には水道代や排水料金の節約につながる可能性があります。




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