庭の人文誌

多くの人は、庭が欲しいのではないのかもしれません。

庭や、ベランダの一鉢を通して、何かを得たいと思っているのではないか。

「庭が欲しい」と言いながら、本当に欲しいのは、べつの何か——だとすれば、それは、何でしょうか。

庭や、窓辺の一鉢に、ふと心が動くことがあります。その気持ちが、どこから来るのか。この問いひとつから始まった、庭をめぐる読み物の蔵書です。



庭の起源から、世界じゅうの庭園史、人がなぜ緑に惹かれるのか、そして、いま芽吹いている「これからの庭」まで。一章ずつ、出典をつけて、書きためています。

順番に読む必要はありません。気が向いたときに、どの棚からでも、開いてみてください。

迷ったら、三つの入口からどうぞ。

蔵書の地図(全8部・66章)

第I部 庭はなぜ生まれたか ── 起源と「囲い込み」

第II部 庭は何の楽園を映したか ── 宗教と庭

第III部 各文明は庭に何を求めたか ── 世界庭園史

第IV部 なぜ庶民も庭を持ったか ── 庭の民主化

第V部 庭をかたちづくるもの ── 要素の文化史

第VI部 なぜ人は緑に惹かれるのか ── 思想と心理

第VII部 本当は、何を欲しているのか ── 庭と欲望

第VIII部 動的で生態的な、これからの庭 ── 囲いをほどく